常光円満寺の宗旨 常光円満寺は高野山の金剛峰寺を総本山とする高野山真言宗でございます。真言密教とも呼ばれます。 真言密教は弘法大師:空海(お大師さま)を宗祖とする三国伝来(インド・中国・日本)のたいへん伝統ある宗派であります。 常光円満寺の歴史(足利将軍の菩提寺として) 常光円満寺は西暦735年に行基菩薩さまによって開山され、1250年以上の歴史を持つお寺でございます。 古文書によると当時は数万坪という広大な寺領荘園をもち、足利将軍の菩提寺としても深く信仰されていたそうでございました。ところが、応仁の乱の兵火によって全焼されてしまい、寺領荘園の全てを失う結果となるのでございます。ただ、ご本尊さまを無事に戦乱の炎から守ることが出来たのが救いでございました。常光円満寺復旧への兆しの種がここに残されたのです。 行基菩薩さまの衆生済度(一人一人の幸せを願う)の御誓願のもと、復旧に立ち上がったのが覚鑁上人でございました。その後、300年かけて、常光円満寺というすばらしい寺名に恥じないよう日々、悩める方と共に苦しみ、共に哀しみ幸せへの道しるべを築いてまいりました。 その結果、戦乱で荒れ果て、廃墟と化した小さな小さなお寺が、少しずつですが活気を取り戻してまいるのでございます。 常光円満寺の使命 常光円満寺は悩める人々の救済を祈るお寺でございます。その名のとおり、いつまでも光あふれる円満なご家庭であることを願うお寺でございます。 愛する家族とのお別れは、とても耐えがたく悲しい出来事だと深く心得ており、それは常光円満寺の哀しみでもございます。 その苦しみや哀しみから一筋の光を見出させるのは常光円満寺の使命でございます。 常光円満寺の諸堂等のご案内です
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